今月のメインイベントと言えば「バレンタイン」
1年で一番チョコが食べられる日です。
でも気を付けたいのが、わんちゃんがチョコレートを食べてしまうことです。
誤ってワンちゃんにチョコを食べさせてしまったり、盗み食いされてしまうなんてこともあるかも分かりませんね。
私たちにとっておやつの代表格のチョコレート。
ご存知の方も多いと思いますが、チョコレートはわんちゃんに与えてはいけない食べ物です。
今日はわんちゃんにとってのチョコレートとはどんなものかということについて少しご紹介します。
1. 危険なのはチョコの苦み成分!
上記のように、チョコレートはわんちゃんに与えてはいけません。
というのも、チョコレートの材料であるカカオに含まれる「テオブロミン」が中毒症状を引き起こすとされているからです。
テオブロミンはチョコレートの苦味成分。
なので苦味の強いチョコレートにはテオブロミンがより多く含まれていることになります。
ホワイトチョコレートはカカオの脂肪分だけが入っている為、テオブロミンはほとんど含まれていません。
2.中毒症状ってどんなもの?
中毒は初期の段階で、多尿・下痢・嘔吐などがあり、悪化していくと抑うつ・痙攣・呼吸困難・不整脈、最悪麻痺して死に至ることも。
とはいえ、諸説ありますが、中毒症状は相当量のチョコを食べなければ出ないとされています。
大体体重の10分の1くらい食べた時に中毒を起こす量と言われていますので、万が一少し食べてしまってもそこまで慌てる必要はありません。
落ち着いて対処しましょう。
おおよそですが、3kgの小型犬で板チョコ1枚、5kgで2枚ほど食べてしまうと症状が出る可能性が高まるそうです。
しかしあくまでおおよその量なので油断は禁物です。
上記したように、テオブロミンは苦味成分であるため、食べてしまったチョコレートが苦味の強いものだとテオブロミンの含有量が高いということなので、少ない量で中毒症状が出る可能性もあります。
また、わんちゃんそれぞれでチョコレートに対しての感受性に個体差があるので、少量食べてしまっただけで症状がでてしまうというケースもありますので注意しましょう。
3. 対処方は?
わんちゃんはテオブロミンを代謝(解毒分解)する能力が非常に低い動物です。
摂取したテオブロミンの半分をを分解し排泄するのに17.5時間かかる言われています。
万が一大量に食べてしまった場合、6~12時間後くらいに症状が出ることが多いので、その時間帯に注意が必要です。
テオブロミンに対しての解毒剤はないため、対処法として吐かせることが基本となります。
なので大量に食べてから時間が経っていない場合は、すぐにかかりつけの動物病院へ行きましょう。その際、食べてしまったチョコレートの商品名を伝えるか、パッケージを持っていかれるといいでしょう。
少量しか食べていない場合でも、念の為動物病院へ連絡するのをおすすめします。
4. 食べても大丈夫なチョコのお菓子
でもせっかくのイベント、、、わんちゃんともバレンタインを楽しみたいという方!
画像:大人すはだ チョコそっくり!だけどカロリー1/5の簡単濃厚キャロブプリン|おかわりおやつより参照
チョコレートのお菓子を作る時にココアパウダーを使うと思いますが、その代わりにキャロブパウダーというものを使うと、わんちゃんにもあげれるものが作れます。
見た目も味も変わりないんです。
キャロブはカカオではなくイナゴ豆というマメ科の植物から作られているそうなので、テオブロミンが含まれていないので安心です。
5. まとめ
わんちゃんにチョコレートはダメ、というのはほとんどの飼い主さんが知っているので、あえてチョコレートを愛犬に与えるという方はいないと思います。
なのでわんちゃんが食べてしまう場合として考えられるのは、ほとんどが誤食のはずです。
人のものを食べたがったり、テーブルにのって盗み食いしてしまうわんちゃんもいると思います。
万が一そんなわんちゃんがチョコレートを食べてしまっても、わんちゃんは悪くありません。
食べられてしまう状況を作ってしまった飼い主さんに責任があります。
なので、食べられてしまわない環境を、日ごろから注意して作っていくことが大事です。
テーブルの上に放置したままや、わんちゃんが届くところにお菓子を置いておく、などということがないようにご家庭内みなさん注意して大切なわんちゃんを守っていきましょう。
愛犬にチョコレートは気を付けて、女の子はドキドキ・男の子はソワソワしながら、14日のバレンタインデー楽しんでいきましょう(笑)